わたあめブログ

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食べ物・植物

2021/10/13

食物アレルギー

▶食物アレルギーのメカニズムと症状
食物アレルギーとは、一般的には無害な食べ物に免疫システムが過敏に反応し、毒とみなして撃退しようとした結果、体を傷つけてしまうことです。特定のものを食べた後、痒い発疹や、嘔吐、下痢、脱毛を起こしたりします。猫ではアレルギー性胃炎や炎症性腸疾患(IBD)を発症し、食後数時間で皮膚が赤くなったり、発疹が出たり、嘔吐、下痢を起こしたり、脱毛する場合もあります。猫の場合、頭や首、耳などに痒みが出やすいと言われています。

食物アレルギーの発症自体は生後6か月以降が目安ですが、中にはもっと早く発症する子もいるので一概には言えません。新しい食事だけでなく、数年間食べ続けていた食事が原因となる可能性もあります。
猫が体をしきりに掻く、嘔吐や下痢が続くなどが見られたら、食物アレルギーが疑われます。ただ、他の病気の可能性もあるので、自己判断せずかかりつけの動物病院を受診しましょう。

▶食物アレルギーの原因
食物のタンパク質が主な原因と考えられます。猫のフードに使われるタンパク質の中では、乳製品、牛肉、魚が多いといわれます。また、大豆、小麦粉、とうもろこし、白米なども原因とされています。消化不良や、病気で免疫力が下がっているときなどは特に発症しやすくなります。

▶食物アレルギーの診断方法
▪低刺激食または除去食
食物アレルギーを診断する有効な方法は、ペットに8~12週間以上、低刺激食または除去食を投与する方法です。このような食事には、ペットがこれまでに摂取したことのない成分が含まれています。アレルギー反応の大部分はタンパク質由来の原料によって引き起こされるため、除去食には、標準的なペットフードには通常含まれないタンパク質(多くの場合はシカ肉、魚、またはカモ)を使用します。

▪血液検査を行う
動物病院で血液による猫のアレルギー検査をした場合、陽性反応が出た食品(アレルゲン)を含まないキャットフードのリストなどが貰えるようなので、その後のキャットフード選びに役立ちます。

検査費用は動物病院にもよりますが相場は1~3万円ほどです。決して安い金額ではないので血液検査を絶対にした方がいいとオススメは出来ませんが、1度検査をしておけばその後愛猫が安心して食事ができるのならと考えると高くはないのかもしれません。

▶食物アレルギーの治療・対処法・予防法
猫の食物アレルギーの予防法についてですが、これをすれば確実に予防できる!というものが確立されていないのが現状です。しかし、なるべくアレルゲンの可能性のある食材を含まないキャットフードを選ぶことは食物アレルギーの予防に繋がります。

▪低アレルゲンのキャットフードに切り替える
既にアレルギー症状が出てしまっている場合の猫ちゃんへの対処法としては、低アレルゲンのキャットフードに切り替える方法があります。

▪家庭で手作りする
食べると危険な食物があるので、猫ちゃんの手作りごはんの本などを参考にしてください。

(参考:アイペット・動物病院HP・ねこのきもち・ペットスマイル)

食物アレルギー
食物アレルギー

2021/10/13

要注意なアロマ

(ペットスマイルさんからお借りしました)

アロマに入っているエッセンシャルオイル(精油)は大量の植物を凝縮して作られています。猫は、体のなかに「植物を消化および分解する」という解毒作用、グルクロン酸抱合の能力が備わっていません。鼻からスーッと体内に侵入し、粘膜や血管を通じて猫の体中に運ばれます。しかし、人間のようにグルクロン酸抱合によって解毒して排出するという機能が期待できないので、有害な物質もじわじわと蓄積されていってしまうでしょう。蓄積された成分が猫の肝臓を脅かすため、体に大きな負担がかかることになります。

▪レモンやグレープフルーツ、ミカンなどの柑橘系
実は、柑橘系の香りは、猫が嫌がる香りの代表ともいえます。
これらの柑橘系の皮には、リモネンという成分があり、これは猫にとっては有毒です。リモネンは肝臓で分解できないので、猫が摂取すると嘔吐や皮膚のかぶれ、手足の震えなど重大な症状を引き起こすかもしれません。
人間にとってはフルーティで爽やかな香りで、気持ちを爽快にさせてくれたり、緊張を和らげてくれるなど「気分を高める」という効果が期待できますが、柑橘系のアロマは猫には要注意です。

▪ラベンダー
猫にとっては危険なケトン類(カンファー)という成分が含まれています。よく眠れるように寝室でラベンダーの香りを楽しむにしても、同じ空間で愛猫と寝ている人は要注意です。肝不全から死亡例の報告もありますが毒性成分は未確認。
このケトン類に分類されるものは他に、ペパーミント・ローズマリー・セージなどが挙げられます。
このほかには、フェノール類やピネンを多く含むものにも注意が必要です。
フェノール類:オレガノ・クローブ・タイム・シナモン
ピネン:ユーカリ・ヒノキ・フランキンセンス・カモミール

▪ティートゥリー
ティートゥリーは猫にアロマが危険ということがわかるきっかけにもなったアロマです。皮膚炎・沈鬱・神経症状など。過去、アメリカではティートゥリーが配合されているノミ取りシャンプーが使われていたのです。
このティートゥリーが高濃度で配合されているものを使用した猫に中毒症状が多くみられ、初めてアロマの経皮吸収が猫にとって良くないのではないかと疑われました。
その後の研究結果により、ティートゥリーはアロマの中でも特に注意しなければいけないものだということが分かったのです。
ティートゥリーは花粉や、菌・ウイルス対策によいと注目されている精油ではありますが、残念ですが猫と暮らしているおうちでは使用を絶対に避けた方がいいと言えるでしょう。

要注意なアロマ
要注意なアロマ

2021/10/13

危険な植物・毒草

(Allabout・ペットスマイル・ペコさんからお借りしました)

食べ物ではありませんが、猫が食べてはいけない植物もたくさんあります。ひとくちに観葉植物と言いますが、その種類は多彩で覚えきれないほどの植物があります。猫に中毒症状を及ぼす危険があるものがなんと700種類を超えるのではと言われているのだとか。
例えば、ポトス、スズラン、トマト(葉、茎、青い実)、アサガオ、ユリ、チューリップ、スイセンなどです。
室内に観葉植物などを置く場合には、注意が必要です。

ひとくちに観葉植物と言いますが、その種類は多彩で覚えきれないほどの植物があります。猫に中毒症状を及ぼす危険があるものがなんと700種類を超えるのではと言われているのだとか。そんななかでも、家庭で置かれやすい観葉植物のなかから、危険度の高いものをご紹介していきます。
▪ユリ…花びら、葉、茎、花粉、花瓶の中の水さえ✖
  (症状)嘔吐・痙攣・狂乱・昏睡・尿毒症・腎不全
      治療に反応せず致死的。進行を遅くする事しかできない
▪ナンテンの赤い実
▪かすみ草、カーネーション、ナデシコなどのナデシコ科…吐き気・嘔吐・胃腸障害
▪キキョウ…下痢・溶血性貧血
▪チューリップ…ユリ科!皮膚炎・口内炎・心不全
▪藤…嘔吐・下痢・まれに死亡
▪ルピナス…下痢嘔吐・呼吸困難・心臓麻痺
▪アマリリス、スイセン、ヒガンバナ…嘔吐・かぶれ・多量で中枢神経麻痺による死
▪スイセン…口内炎・皮膚炎
▪スズラン、ヒヤシンス…皮膚炎
▪ランタナ…嘔吐・下痢・腹痛・瞳孔散大・呼吸困難・昏睡
▪アロエ…下痢
▪ポインセチアの茎と葉…皮膚炎・湿疹・長期的には発癌性あり
▪シクラメン…嘔吐・胃腸炎
▪アジサイ、ハイドランジア…花も葉も✖ 嘔吐・めまい
▪つつじ、ドウダンツツギ、シャクナゲ…嘔吐・下痢・量により痙攣・呼吸停止・致死
▪花菖蒲、グラジオラス、フリージアなどのアヤメ科…口唇炎・胃腸炎・皮膚炎・嘔吐・下痢
▪アネモネ、福寿草、ラナンキュラスなどのキンポウゲ科…心臓麻痺・呼吸麻痺・茎汁はついただけで皮膚炎

【観葉植物】
▪ポトス…皮膚炎や口内炎
▪アイビー…下痢・嘔吐・口内の痒み・神経症状
▪カラー、モンステラ、カラジウム…口内炎・口唇炎・皮膚炎
▪フィドルリーフ…口内に激しい炎症・嘔吐
▪フィロデンドロン…炎症や嘔吐・腎不全
▪アグラオネマ…口に入れただけで炎症を引き起こす
▪サボテン
▪サンセベリア(虎の尾)

▪アロマも危険

危険な植物・毒草
危険な植物・毒草

2021/10/10

危険とされている食べ物

(Allabout・ペットスマイルさんからお借りしました)

①生卵
生卵には、サルモネラ菌感染の危険があります。
また生卵の白身にはアビシンという成分があり、必須ビタミンであるビオチンと結合して体外へ排出されてしまいます。ビオチン不足になると、を分解する酵素が含まれていて、たくさん食べると下痢や皮膚炎、結膜炎などを引き起こすかも知れません。加熱すれば問題はありません。

②スルメ、生のイカ、タコ、貝類、甲殻類(エビ・カニなど)
スルメは腸の中で膨れあがるので、胃拡張になるおそれがあります。生の貝類、甲殻類を多量に食べると、酵素チアミナーゼ (アノイリナーゼ)がビタミンB1を分解するため、 ビタミンB1(チアミン)欠乏症になる可能性があります。チアノミナーゼはイカだけではなく、生の魚介類にも含まれています。加熱すれば大丈夫ですが、消化が良くない食材なので消化不良やおう吐、下痢を起こしやすいので、大量に食べさせない方がよいでしょう。

③青身の魚(サバ、アジ、イワシなど)
多量に食べると、青身の魚に含まれる不飽和脂肪酸により体内の脂肪が酸化して 「黄色脂肪症(イエローファット)」になります。皮膚の下にしこりができて、痛いので触られるのを嫌がるようになります。不飽和脂肪酸は身体にとって必要な栄養素ですが、長期にわたって青身魚ばかりを食べ続けると起きやすくなるので、食生活のバランスを考えて与えてください。

④レバー
食べ過ぎるとビタミンAやDの過剰になり、筋肉や脊髄の変形を伴うビタミンA中毒を引き起こすことがあります。食欲不振、関節炎を引き起こすことがあります。

⑤牛乳などの乳製品
多くの猫は、乳糖(ラクトース)を消化するためのラクターゼという酵素を持っていませんので、牛乳を飲むと下痢を引き起こすことがあります。牛乳を飲んでも平気な猫もいますが、猫には猫用ミルクを与える方が無難です。

⑥その他
人間用に加工されたピーナッツ、煮干し、海苔、カツオブシなどマグネシウムが多い食品は、下痢やFLUTD(猫下部尿路疾患/尿路結石など)、腎臓病、糖尿病の原因となりやすいので与えないでください。ほうれん草、ゴボウなどシュウ酸が多い食品も、FLUTD(猫下部尿路疾患=尿路結石など)の原因となりやすいので与えないようにしてください。

危険とされている食べ物
危険とされている食べ物

2021/10/09

目に来るよね~。猫にネギ類はダメです!

(Allabout・ペットスマイル・にゃんペディアさんからお借りしました)

玉ねぎ類に含まれるアリルプロピルジスルファイドなどの成分が赤血球を破壊し、血尿、下痢、嘔吐、発熱、呼吸困難、溶血性貧血やハインツ小体性貧血などを起こす可能性があります。犬に比べると猫の方が危険性は少ないとされていますが、急性腎不全などを起こすこともありますので要注意です。ネギ類そのものを食べなくても、スープやハンバーグに入っているものでも危険性は変わりませんので、ネギ類を使った料理が食卓に並ぶときは、猫を遠ざけてください。
ベビーフードや人間用の缶詰の中にもオニオンエキスが含まれていることがあるので、必ず内容物をチェックしてください。

症状が出る摂取量は、体重1kgあたり5gです。 
アリルプロピルジスルフィドの毒性は、加熱してもなくならず、また乾燥・粉末化しても消えません。
したがって、オニオンパウダーやガーリックパウダーも危険です。
ハンバーグやシチュー、すき焼きや肉じゃが、みそ汁の残り汁など、具材としてネギ類を使っている料理は、猫が自ら食べてしまうことがあるので注意が必要です。

目に来るよね~。猫にネギ類はダメです!
目に来るよね~。猫にネギ類はダメです!

2021/10/08

猫にコーヒー・紅茶を進めてはいけません!

(ねこのきもち・にゃんペディアさんからお借りしました)

コーヒーや紅茶、緑茶に入っているカフェインは、テオグロシンという中枢神経を刺激して興奮させる物質が含まれているので、心臓や神経系に異常をもたらすことがあります。症状としては、動悸や不整脈、下痢、嘔吐、多尿、ふらつき、ひきつけなどが見られます。その他、全身性のうっ血または出血などもあり、内蔵機能の低下の恐れもあるので、大変危険です。

コーヒー以外にもカフェインを含む飲み物は多くあります。
(飲み物100mlあたりのカフェイン含有量)
・緑茶(玉露など)…約160mg
・エスプレッソコーヒー…約80~200mg
・ドリップコーヒー…約40~80mg
・インスタントコーヒー…約40~100mg
・栄養ドリンク…約50mg
・ココア…約45mg
・紅茶・抹茶…約30mg
・コーラ…約10mg

カフェイン含有量は、抽出する濃さや茶葉の量によって変わってくるため、上記の数値はあくまでも目安として頭に入れておきましょう。

カフェインの致死量は、体重1kgあたり150mg程度とされています。
飲料だけでなく、ゼリーやケーキ、アイスクリームなどの加工品や、コーヒー豆や茶葉などの飲み物の形状をしていないものもカフェインを多く含んでいるので、注意が必要です。
また、紅茶にはシュウ酸が含まれており、過剰に摂取すると尿路結石の原因になります。
茶葉の状態では、カフェインやシュウ酸の含有量が多いので、特に注意が必要です。

この量はあくまでも一例で、少しカフェインを摂取しただけでも中毒症状を引き起こす猫がいるなど、個体差が大きくあります。また、子猫と成猫では症状が重症化するスピードも異なるため、少し摂取しただけだから大丈夫と思わず、すぐに動物病院に連絡し応急処置方法を確認、受診してください。

猫にコーヒー・紅茶を進めてはいけません!
猫にコーヒー・紅茶を進めてはいけません!

2021/10/08

チョコレートを食べてしまった!!!!

(Allabout・ペットスマイル・mofmoさんよりお借りしました)

チョコレート、ココアなどのカカオ類
カカオの香りの成分のひとつ、デオブロミンが中枢神経を刺激する興奮物質となり、血圧上昇、不整脈、心拍上昇、興奮、痙攣、下痢、嘔吐などや、食べた量によっては急性心不全を引き起こすこともあります。

猫はテオブロミンを排出する機能を持っていない上、テオブロミンに対する感受性が非常に高くなっているためです。
猫がチョコレートを舐めたり食べてしまったら、テオブロミンの過剰摂取により中枢神経や心臓に害を及ぼし、中毒症状を起こしてしまいます。

食べてから1~2時間で、落ち着きがなくなり興奮状態になり、おしっこを漏らしてしまうこともあります。2~4時間で、嘔吐や下痢、呼吸の乱れが起こり、発熱することもあります。重度になると、全身痙攣を起こし、死に至ることもあります。
チョコレートによって含まれるテオブロミンの量が異なるため、症状が出る摂取量も異なります。

以下は、参考値と考えてください。
ダークチョコレート:体重1kgあたり5g
ミルクチョコレート:体重1kgあたり10g
ホワイトチョコレート:体重1kgあたり500g

猫が誤ってチョコレートを舐めたり食べたりしたなら、致死量に達しなくとも速やかに獣医師さんの診察を受けてください。
「いつ、何を、どれだけ食べたのか」しっかりと伝えます。その後の猫の様子や吐き戻しの有無など、できるだけ正確に伝えましょう。
特にチョコレートの種類と量は必ず把握しておきましょう。致死量に達するまで食べたかどうかは非常に大切な情報です。

チョコレートを食べてしまった!!!!
チョコレートを食べてしまった!!!!

2021/10/08

キシリトールの危険性

(mofmoさんから記事をお借りしました)

キシリトールはNG!
猫にキシリトールを絶対与えてはいけません。キシリトールは人口甘味料の一つです。猫がキシリトールを摂取するとインシュリンの量が極端に増加してしまい、低血糖などの危険から昏睡状態になることがあります。

キシリトールを猫が食べてしまうと、インシュリンが砂糖の6倍も増加します。余分に大量に出されたインシュリンは低血糖を引き起こします。嘔吐や歩行困難、最悪の場合は意識障害なども引き起こす可能性があります。
また、キシリトールは肝機能障害を引き起こす原因にもなります。重度になると血の凝固作用に異常が生じ、血が止まらなくなります。
人間にとっては虫歯予防にもなるキシリトールです。でも、猫にとってはとても有害で中毒症状を起こす危険があります。絶対に与えないでください。

キシリトールは急速に消化器官から吸収され、インシュリンを大量に放出し低血糖を引き起こします。重度の低血糖になると死に至ることがあります。早い場合は食べた後30分ほどで症状が出ます。遅い場合は12時間後から30時間後に症状が出ることがあります。1日から2日は注意が必要です。
また、血液検査をすると低血糖の他にも低リン血症や低カリウム血症を起こしていることがあります。他にも肝機能障害を引き起こすことがあります。重度の場合は2次的な血液凝固障害を起こすこともあります。こうなると、出血傾向で血が止まらない状態になります。


 

キシリトールの危険性
キシリトールの危険性

2021/10/06

猫が食べてはいけないもの

(Allabout・ペットスマイル・アイペットさんからお借りしました)

猫にとって危険な食べ物は非常にたくさんありますが、食べた量や個体差によって現れる症状は様々です。ほんのひと舐めでも重篤になってしまう食べ物もあるので、掲載したもの以外でも猫が口にする食材には十分注意を払ってください。

①ネギ類(玉ねぎ、ねぎ、ニラ)
 ⇒書きたい内容が多くなったので個別で書きます。
 
②カカオ類(チョコレート、ココア)
 ⇒書きたい内容が多くなったので個別で書きます。

③【ブドウ・レーズン】ブドウやレーズンは、アメリカの調査機関(ASPCA)によると犬と猫に有害性があると報告されていますが、犬の方が危険性が高い食べ物です。猫には今のところあまり被害が報告されていませんが、腎臓に障害を与える可能性があるとのことです。特にブドウの皮が危険とのこと。

致死量は体重1kgあたり生のぶどうで30g。

④【アボカド】アボカドは、葉、種子、樹皮に含まれているペルジンは、人間以外の動物が食べると嘔吐や下痢、呼吸困難などや胃腸に障害を与える可能性があります。症状が出る摂取量はまだ解明されていないので、アボカドを食べさせないことが重要です。

⑤【マカダミアナッツ】マカデミアナッツは、猫にはどれほどの影響を及ぼすか、まだ未解明な部分がありますが、ブドウ・レーズンと同様に有害とされています。神経や消化器、筋肉に影響を及ぼし、おう吐、ふるえ、無気力、心拍上昇などの症状が見られます。

⑥【香辛料や塩】香辛料は肝臓障害を引き起こすことがありますし、塩分は腎臓疾患を引き起こす可能性があるので与えないでください。

⑦【ニンニク・ガーリックパウダーなど】タマネギと同じアリルプロピルジスルファイドなどが含まれていますが、タマネギほどの量は含まれていません。しかし、多量に接種すると、おう吐、血尿、血圧上昇、心拍上昇などが起こり、ひどくなると溶血性貧血やハインツ小体性貧血を起こします。

⑧【アワビ・サザエの内臓など】「猫がアワビを食べると耳が落ちる」などといわれるように、アワビなどの内臓に含まれるピロフェオホルバイトなどの光励起物質が猫の体内に吸収されると、光線過敏症の原因になります。猫の耳の毛は薄いので、日光過敏症の症状が出やすく、激しい痒みが起こります。掻きまくることにより耳の組織が壊死して、「耳が落ちる」といわれる溶けたような耳になってしまうのです。

⑨【生の豚肉】生の豚肉にはトキソプラズマという原虫が潜んでいることがあります。トキソプラズマは猫が終宿主なので、豚肉は必ず火を通してから与えてください。トキソプラズマに感染すると、下痢や発育不全、目の障害などが起こりますが、まったく症状が出ない猫もいます。

⑩【鳥や魚の硬い骨】特に鶏の骨は割れたとき鋭く尖った状態になるので、喉や消化器官を傷つける可能性があります。腸で詰まってしまい腸閉塞を起こすこともあるので、鶏の骨や硬い魚(鯛など)の骨は与えないでください。

⑪【アルコール類】猫の肝臓は、アルコールを分解できません。アルコールは中枢神経に作用し、猫が摂取すると嘔吐や下痢、意識障害、心肺停止など重篤な症状を引き起こす可能性があります。命を取り留めても、内臓にダメージが残ることもあります。

致死量は、体重1kgあたり5.6mLとされていて、体重3kgの猫なら大さじ1杯程度です。アルコール度数10%の場合、50mLで致死量となります。

⑫【カフェイン】
 ⇒書きたい内容が多くなったので個別で書きます。

⑬【生のパン生地(イースト)】生のパン生地は、消化管の中で膨張し、ガスを発生させたりします。またアルコールを形成するのでアルコール中毒にんある危険があります。

パン作りをする飼い主さんは、要注意です。
◆その他
【人間用の薬やサプリメント】風邪薬や鎮痛剤に含まれているアセトアミノフェンに強い影響を受け、死亡例も数多く報告されています。どんな薬にしても、人間用に処方されたものを獣医師のアドバイスなしに与えることは止めてください。

サプリメントは猫にとって過剰な栄養になる場合があります。脂溶性ビタミンやカルシウム、鉄分など、体外に排出しにくいサプリメントは特に注意が必要です。猫が誤飲をしたと思われる場合は、動物病院に猫が誤飲した可能性のある薬品を持参し、獣医師に伝えてください。

猫が食べてはいけないもの
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